こんにちは
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの
相澤静です。
今日は、ケーブルテレビ局のナレーションの仕事でした
以前から「アナウンサーになる前に放送の仕事に携わりましょう」とお伝えしています。
アナウンサーになる前に放送の基礎を学んだり、放送の現場を見ておくことは、あなたがアナウンサーになってから様々な場面でプラスになるからです。
そして、経験を積むことで、色々な能力が身に付くからです。
特に、コミュニケーション能力は磨かれます
放送の仕事は、自分がテレビやラジオに出演して伝えるまでに、実に多くの人と関わります。
取材相手はもちろんですが、取材してきた内容を企画会議にかけるとき、上司や同僚に相談したり説明をしたりします。
スタジオから放送を出すときにはディレクターや技術さんと相談し、番組をどう演出するか、スタジオの雰囲気はどうかなどを考えます。
生中継を放送するときには、現場にいるカメラマンや音声さんと相談し、どういう風に演出すれば、一番効果的に伝わるのかを考えます。
撮影してきたものをリポートにするときには、編集マンと相談して内容を組み立てます。
ニュースを読むときには、記者の人に漢字の読み方などの確認をして、自分のニュースを読む速さを伝えます。
他にも、番組の話題や演出に悩んだら、周りの人たちに相談してヒントをもらうなど、たくさんの人と密にコミュニケーションを図ります。
局内の人間だけでも、かなりの人と接して会話をして仕事を進めていくのです。
最近の若い方は、携帯電話&メール世代のため、コミュニケーション能力が低いと言われています。
あなた自身は「私はコミュニケーション能力に自信がある」と思っていても、上の世代の方々ときちんとした会話・意思疎通ができなければ「コミュニケーション能力がある」とは言い難いのです。
当たり前ですが、アナウンサーは、コミュニケーション能力に長けていなくてはなりません。
アナウンサーになる前に放送の仕事に携わっておくことで、こういったコミュニケーション能力が自然と身に付いていくのです。
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