こんにちは。
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの相澤静です。
今日は、経験者採用のお話をします。
経験者の採用試験で、ほとんどの局で重要視しているのが「出演DVD」です。
未経験者と違って経験者は、どんな番組に出演しているか、どういう雰囲気で仕事をしているか、ニュースを読む力はどうかなどを見られます。
その判断材料として「出演DVDを送付してください」という局が多いです。
去年・一昨年と経験者の方々を指導しましたが、皆さんが悩んでいたことが「DVDに入れる番組の長さはどのくらいが適切でしょうか?」ということです。
よく、私は「面接官の気持ちになって考えましょう」と言いますが、このDVDに入れる番組の長さも面接官の立場になると分かります。
ちょっと想像してみてください。
あなたは面接官です。
面接官の仕事は面接を実施するだけではありません。
日々の業務に加えて採用の業務を行うのです。
応募書類をまとめて見る時間が取れるときもありますが、日常業務が忙しくて、まとまった時間が取れない場合もあります。
そんなときに、数十人・数百人からの応募書類が届きます。
中には、経験者がいてDVDも見ないといけません。
さあ、あなただったら、どのくらいの長さのDVDだったら見てみようかなと思いますか?
3分?
5分?
10分?
番組を丸ごと?
応募者の気持ちになると「あれも見てほしい、こんな私も見てほしい」という気持ちが強くなって、ついついあれもこれも入れてしまいます。
でも、日常業務に加えて採用業務を行っている面接官が、長時間、ひとりの応募者のDVDを見続けるでしょうか?
面接官の視点で考えてみると、自ずと答えが出てきますよ。
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