こんにちは
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの
相澤静です。
今日も、昨日に引き続き、研修の見学でした。
この研修は以前、私も受講生として参加したことがあるのです
実技やロールプレーイングがたくさん盛り込まれている内容なのですが、受講生として自分自身が参加していたときに感じたことがあります。
それは・・・
キャスターの経験が大いに役立っているということです。
例えば。
20人近くの受講生の前で一人ずつ実技を行わなくてはならない場面。
多くの受講生は、慣れないことを大勢の人の前でしなくてはならないということで、とても緊張していました。
そんな中、私は・・・というと
キャスターとして大勢のギャラリーの前で生中継を仕切ってきましたので、慣れないことでも特別緊張することはなく、楽しんで実技を終えることができました
ロールプレーイングでは、想定した設定で役を演じながら、皆さんの前で発表しなくてはなりませんでした。
これも、他の受講生の方々は緊張のあまり、なかなか役になりきれない方もいました。
そんな中、私は・・・というと
こちらも、生中継と一緒の感覚で楽しく演技ができました
また、他の実技の場面では、自分の行動に伴って目の前にあるモノや状況を言葉にして伝えなくてはならないところがありました。
その際、やはり多くの方が目の前の状況を的確な言葉で瞬時に表現するということに苦労していました。
そんな中、私は・・・というと
キャスター時代に目の前の状況を実況する訓練や曖昧な表現を避けて伝える訓練をしてきたので、それほど苦労することはありませんでした
アナウンサーとして伝える仕事に携わるようになると、次のことが身に付きます。
大勢のギャラリーがいても緊張しない
曖昧な表現は言わない
状況を分かりやすく伝えることができる
相手の立場に立って考えることができる
間違った言葉遣いをしない
これらのことは、やはり常日頃から訓練していないと、なかなかすぐには実践できないものです。
キャスター時代に培った能力は、こんなところでも役に立つんだと実感した研修でした。
☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆