こんにちは
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの相澤静です。
今回は「表情豊かに話すこと」をテーマにお伝えしていきます。
突然ですが、あなたはオーディションで面接官の方々を前にして表情豊かに話すことができますか
カメラテストでスタジオのカメラに向かって表情豊かに話せますか
「アナウンサー」は「伝え手」です。
「伝え手」は表情豊かに話せなくてはいけません。
アナウンサーになる前のかつて私は、オーディションになるとガチガチに緊張し表情がこわばっていました。
笑顔にしているつもりでも、目は笑っていなくて、笑顔が引きつっていました。
そんな状態で「アナウンサーになりたいんです」と訴えても合格するわけがないのです。
面接官の前で、カメラの前で、表情豊かに話せるようになりましょう
表情豊かに話す効果的な練習方法は、鏡の前で面接官役と自分の2役を演じて話すことです。
日本語は書き言葉と話し言葉が違います。
どんなに素晴らしい文章を考えて書き言葉にしても、その言葉が自分の話し言葉になっていなければ、自然と口からは出てきません。
ですので、書き言葉を何度も何度も口に出して練習し、自分の話し言葉にします。
そのとき、ただブツブツ声に出して練習するのではなく、鏡の前で話すことで自分の癖がよく分かります。
書き言葉が話し言葉として自分のものになっていない場合は、目線が泳いだり、「あのー」「えっと」という言葉が多かったりします。
また、自分では笑顔で優しい雰囲気を醸し出しているつもりでも全然目が笑っていなかったり、話すことに一生懸命で全然表情が変わらなかったり、ジェスチャーが多すぎたり・・・etc・・・
自分では気が付かなかった様々なことに気付くことができます。
自分の癖が分かったら、あとは改善するのみです。
改善するときにも、鏡の前で話しましょう。
何度も何度も鏡の前で話す練習を続けていくうちに、自然と表情豊かに話せるようになります
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