こんにちは
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの相澤静です。
今日は、モチベーションの保ち方についてお伝えします。
「4年間、アナウンサー試験を受け続けました」というと多くの方に「4年間もモチベーションを保ち続けられたのって、すごいですね」と言われます。
そして「どうやって、モチベーションを保ち続けたのですか」と聞かれます。
書類を書いて出しては不合格の連続。
やっと書類審査が通過して面接を受けに行くと、一次試験の音声テストで1分間のニュース原稿を読んで「はい。お疲れ様でした」と言われたり、面接終了時に「結果は今週中にお伝えします」と言われたのに「もし、また来年受けることがあったら、ぜひ受けてくださいね」とその場で不合格だと告げられたり、自宅に帰ると薄っぺらい封筒に「この度はご縁がありませんでした」と不合格通知が・・・。
「あなたはアナウンサーに向いていません」と何度も言われた気がしました
不合格通知を受け取る日々。
あれほどまでに悔し涙を流したことはないというほど泣きました。
「もう、アナウンサーになれなくてもいい」
何度、そう思ったことか分かりません。
しかし、そんな私が「苦しくても辛くても、どうしてもアナウンサーになりたい。だから、前を向いて頑張る」そう、モチベーションを保てたのは、次のことを実践していたからです。
それは・・・。
自問自答すること。
不合格通知が届いた日は、思い切り泣きます。
「もうアナウンサーになんて、なれなくていい。こんな辛い人生は嫌だ」
声を出してトコトン泣きます。
不合格通知をビリビリ破って、丸めて、ゴミ箱に投げつけます。
お風呂に入るときも、湯船に浸かりながら泣きます。
涙がもう出ないのではないかと思うくらいに。
そして、翌日。
今後の自分の人生について自問自答をします。
「私は、このままアナウンサーになれない人生でいいのか」
「アナウンススクールの同期がテレビに出ていても嫉妬しない」
「アナウンサーでなくても素敵な人生だったと思える」
・・・・etc・・・
そんな質問をし続けます。
ここで「YES」と言えたのならよかったのですが(笑)、私は毎回、これらの質問に「NO」だったのです。
「アナウンサーになれなければ、私の人生じゃない」
「私のこれまでの人生は、アナウンサーになるためにあったんだ。それを今更、他の道に進むことなんてできない」
「もし、今、他の道を選んだとしたら、テレビにアナウンススクールの同期が出てきたときに羨ましくて仕方がなくなると思う」
そう思うと「よし、頑張ろう。前を向いて進もう。きっと、まだまだ努力が足りないんだ」と前向きな気持ちになれました。
心が折れそうになったら。
アナウンサーの夢を諦めてしまいそうになったら。
「今、諦めて、本当に後悔しない」とあなたも自問自答してみてください。
見えてくるものがありますよ
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