こんにちは。
元ＮＨＫキャスター・相澤静アナウンススクールの相澤静です。
前回「新年度、この時期は自分に足りないものを補う時期にしましょう」とお伝えしましたが、なによりも、あなたに徹底してほしいのが「アナウンサーの基本を疎かにしない」ということです。
ズバリ。
アナウンサーの基本である「腹式呼吸」「発声・発音」「滑舌」この３つを毎日練習してください。
毎年、多くのアナウンサー希望者にお会いします。
皆さん、社会人で正社員として働いている人が多いのですが、この基本を疎かにし過ぎです。
アナウンサーの基本を疎かにして、それでアナウンサーに合格できると思っていること自体、不思議でなりません。
確かに自己紹介を考えたり書類を書いたり、話題を作ったり文字を矯正したり、ニュース原稿読みの練習をしたりフリートークの練習をしたり、やらなくてはいけないことが山積みなのは理解できます。
実際に私もそうでしたから。
しかし、だからと言って、腹式呼吸が身に付いていなかったり、発声・発音・滑舌が甘かったりしたら、面接官から「この子はアナウンサーとして使える」とは思ってもらえないのです。
また、一度、滑舌の練習をして滑舌が良くなったからと言って「これでいい」と練習を中断すると、滑舌が甘くなります。
「基本」は一度身に付けて終わりではなく、ひたすら継続することが大切です。
私もそうですが、アナウンサーに合格している人とというのは、こういった基本を疎かにしない人です。
もし昨年度まで、こういった基本を疎かにしていたなと思うのであれば、今年度はこれまで以上に本気で取り組んでみてください。
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