こんにちは。
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの相澤静です。
前回に引き続き、今回も「局アナ採用試験で合格しやすい自己紹介・自己PRの作り方」です。
前回は「あなたの自己紹介や自己は状況説明になっていないですか?」とお伝えしました。
面接を突破して面接で最後の一人に選ばれる自己紹介や自己PRのポイントは「ピンポイント」ということです。
多くのアナウンサー希望者の自己紹介や自己PRは「ピンポイント」になっていません。
視野が広いです。
他の言葉で言うと、曖昧なのです。
曖昧だと、結局、何が言いたいのか分からないだけでなく、人柄やキャラクターが想像できません。
あなたの伝えたいことを「ピンポイント」で伝えましょう。
前回の例で出したこちらの文章。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は、地域のボランティアサークルに所属しています。
そのボランティアサークルでは、地域の小学校や介護施設、病院などに赴き、様々なイベントを行っています。
イベントは、演奏会やお話し会、マジックショー、演劇など多岐に渡ります。
私は、特技のバイオリンの演奏を演奏会で披露します。
私のバイオリン演奏で、地域の皆さんが楽しんでくださることが嬉しいです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この文章が曖昧なのが分かりますか?
それでは、この文章を「ピンポイント」で書いてみましょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
私は、地域のボランティアサークルに所属しています。
そのボランティアサークルでは、地域の小学校や介護施設、病院などに赴き、様々なイベントを行っています。
イベントの中でも私が特に力を入れているのは演奏会です。
小学生のときにバイオリンを習い、以来10年間、趣味でバイオリンを演奏しています。
演奏会で披露する曲は自分で選曲しているのですが、聴いてくれる方が演奏を聴いた後にどんな気持ちになってほしいかを考えて選曲しています。
「この曲を聴いた後に笑顔になってほしいなぁ」「この曲で楽しんでほしいな」と思って曲を選んでいると、あっという間に時間が経ってしまいます。
バイオリンを演奏する時間も好きですが、こうして、あれこれ想像しながら曲を選ぶ時間も大好きです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
違いが分かりますか?
この文章は「様々なイベントを行っている」の中の「演奏会」にピンポイントで焦点を当てています。
さらに「演奏会」の中の「選曲する時間」にピンポイントで焦点を当てているのです。
ここまでピンポイントだと、書き手の姿や人柄、キャラクターが想像できるだけでなく、印象に残りやすいと思いませんか?
面接官の記憶に残り、選ばれる自己紹介や自己PRは、このような「ピンポイント」で語られているものです。
あなたの自己紹介や自己PRも、これだけ「ピンポイント」にしてみましょう。
<相澤静アナウンススクールでは、随時、体験説明会を実施しています。詳しくはこちらをご覧ください。>
http://aizawa-shizu.com/announcer/
<無料相談、随時受付中>
info★aizawa-shizu.com(★を@に変更してください)