こんにちは。
元ＮＨＫキャスター・相澤静アナウンススクールの相澤静です。
今日は、多くの方によく聞かれる「ＮＨＫキャスターの応募書類に自己ＰＲ書を付けたほうがよいかどうか？」についてお伝えします。
実は、この件については賛否両論あります。
「ＮＨＫキャスター試験にも自己ＰＲ書はつけるべきだ」と教えている先生も多くいます。
私の個人的な見解は「応募要項に記載のないものをあえて付ける必要はない」です。
私は民間企業で採用の仕事をしていたときに書類審査を担当していました。 一番最初の段階の書類の振り分けです。新卒、中途採用の両方を担当しました。
そのときに、こちらが指定した応募書類を送ってこなかった方は「必要書類が揃ってない」という理由で不合格にしていました。
その会社の応募者にはいませんでしたが、逆に、こちらが指定した書類以外のものを送ってきた方がいたとしたら、それはそれで不合格にしていたでしょう。
なぜなら。
指定していない書類を送るということは「こちらの指示を理解できないのかな」「協調性がないのかな」という判断になるからです。
民放のアナウンサー試験では、募集要項に記載がなくても自己ＰＲ書を提出することがプラスに働いていたでしょう。
なぜなら、民放は「個性」が求められるから。
いかに他の受験生よりも「目立つか」が大切だから。
しかし、NHKのキャスターは求められているものが民放と違います。
民放で「自己ＰＲ書」を付けて書類審査が通過していたのに、NHKのキャスター試験では全然書類が通過しないとお悩みの方は多いです。
そういう方は、他にも改善する点はあると思いますが、自己ＰＲ書が原因ということも考えられます。
自己ＰＲ書は付けても付けなくても合格する人は合格しますし、不合格になる人は不合格になります。
相澤静アナウンススクールの生徒さんは、自己ＰＲ書を付けて合格した人のほうが少ないです。
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