こんにちは。
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの相澤静です。
今日は、以前いただいた質問についてお答えします。
「アナウンサーになるための努力は、どんなことをしたらいいのでしょうか?」
社会人として働いている方からの質問でした。
彼女は、日々、遅くまで仕事をしていて自宅に帰ってきてからの数時間、ニュースを見たり原稿読みの練習をしたり、作文を考えたりしているそうです。
「全然、時間が足りないんです。時間が足りないから努力が足りないと思ってしまって、不安になります」ともおっしゃっていました。
彼女の質問にあなたはどう答えますか?
どんなことが「アナウンサーになるための努力」だと思いますか?
彼女のように「仕事から帰ってきて寝るまでの時間がアナウンサーになるための努力の時間」と思っているとしたら、それは間違いです。
仕事から帰ってきてから寝るまでの数時間でなにかをすることが「アナウンサーになるための努力」ではありません。
朝起きてから寝るまで、たくさんの努力をすることができます。
朝、通勤時間に車の中で発声練習をする。
会社の化粧室で笑顔の練習をする。
仕事をひとつこなすごとに「これは自己紹介に使おう」「この話は志望動機でも使えるかも」と考える。
お昼休みにインターネットで今日のニュースを知る。
お昼休みに漢字の勉強をする。
日々の仕事、生活の中で「アナウンサーになるためにできる努力や時間」はたくさんあります。
そのことに気が付いていますか?
寝る前のわずか数時間の努力では、アナウンサーになるのは相当厳しいです。
明日から意識を変えてみてください。
あなたができる「アナウンサーになるための努力」はなんですか?
■ご質問はこちらまで。
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