こんにちは
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの
相澤静です。
今日は、私の失敗談から、自己PRをテーマにお伝えします。
4年間もアナウンサー試験を続けていると、失敗は数知れず(笑)。
今では「そういうことをしているから受からなかったんだ」と過去の自分にダメ出しができますが、当時はなにが良くてなにがダメなのか、自分でもよく分かりませんでした。
志望動機も悩みましたが、意外にも苦戦したのが自己PRでした。
「自己PR」=「自分をアピール」=「自分を売り込む」
私の頭の中では、こういう図式になっていたので、とにかく「売り込めるもの」を探すのに必死でした。
・社交的
・親しみやすい
・コツコツと努力する
・好奇心旺盛
・コミュニケーション能力がある
・・・etc・・・
自分が売り込めるものを探し出し、一生懸命、ストーリーを作りました。
しかし。
結果は惨敗。
なかなかオーディションが通過しません。
一体、なにがダメなのか。
もはや自分では判断がつきません。
それでも、オーディションを受ける日々が続いたので、よく分からないながらも自己PRを練り直してオーディションを受けていました。
不合格が続いても、私は自己PRを作ることをやめませんでした。
今はよく分かっていなくても、あるとき、分かるときがくるのではないか・・・。
そう思っていたからです。
そして、実際に、そのときがきました
あるとき、ふと
「あれ自己PRって、こういうことなのかな」
そう思った瞬間があったのです
「自己PR」=「自分をアピール」=「自分を売り込む」
ではなくて
「自己PR」=「私って、本当はこういう人間」=「面接官がイメージできる人間像を語ること」
そういうことだと気が付いたのです。
この図式に気付いてからは、オーディションを受けることが楽しくなってきました
そして、少しずつ手応えも感じるようになってきたのです。
NHK室蘭放送局に合格したときのオーディションでは、自分の売り込みは一切しませんでした。
どんな質問を振られても「私って、本当はこういう人間なんです」というのを面接官がイメージできるエピソードで語ったのです。
あなたも「自己PR」の図式を変えてみてください。
そうすると、見えてくるものがありますよ
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