アナウンサー・キャスター試験書類突破のための作文のコツ

キャスター・アナウンサー試験の最初の壁、書類審査の1つに「作文」があります。

「書類審査を突破する作文」についてお伝えします。

目次

 アナウンサー・キャスター試験 作文の過去のお題

過去のの作文のお題を見てみましょう。

  •  「私がNHK○○放送局でやってみたいこと」
  • 「私が放送で表現したいこと」
  • 「私が放送で伝えたいこと」
  • 「○○の放送で、私が伝えたいこと」
  • 「あなたが自信を持って取り組んできたこと」
  • 「ニュース・情報番組で放送してみたいこと」
  • 「NHK○○でやってみたいこと」

ここまでのお題を見てみると、それほど書きにくいものはないなという印象です。 

では、あなたはどんなことを書いていますか?

書類審査が通過するポイントのひとつは「“意見”ではなく“経験談”を書くこと」です。

相澤静

皆さんが作文に書くのは、ただの「意見」や「感想」であることが多いです。

特に「好きなテレビ番組」というお題や「最近、関心のあるニュース」などのテーマは、意見や感想を書く人が多いテーマです。 

しかし、どんなお題(テーマ)がきても、作文に書くのは「あなたのオリジナルの体験談」です。
「意見」や「感想」しか述べられていないと、人柄や人間性が伝わりにくからです。

 今、あなたが書いている作文は、ただの「意見」や「感想」にとどまってはいませんか?

アナウンサー・キャスター試験の作文は「体験談」

作文は「あなたのオリジナルの体験談を書きましょう」とお伝えしました。

あなたのオリジナルの経験談が描かれていますか? 

もうひとつ、書類審査を突破するためのポイントとしてお伝えしたいのは「その土地のことを書かなくてもよい」ということです。

当スクールの生徒さんにもいますが、多くの方が「その土地に関することを書いたほうがいいですよね?」と訊きます。 

あなたがその土地について詳しく語れるのであれば、書いたほうがアピールになるでしょう。

 しかし、ホームページやガイドブックなどで知った表面的な情報や話題について作文に書いて、もしそれを面接で訊かれたときに答えられなかったら?

墓穴を掘りますよ? 

応募書類に書いたことはすべてあなたの言葉で、面接官が納得するように話せなくてはなりません。

その土地のことを作文に書くよりも、オリジナルの体験談で読み手があなたに会いたいと思うかどうかのほうが大事です。

そして、 

「作文に書くテーマはひとつに絞ることこれが鉄則です。

これまでスクール生やセミナー受講生の方々の作文を拝見しましたが、書類が不合格になっている方々に共通していたのが「作文の中にテーマや話題が2つ以上ある」ということでした。

 例えば、「最近、関心のあるニュース」という題の作文の場合。

「テレビで○○のニュースを見ました」という話題を書いていて、その後の話の展開がまた別の話題になっているのです。 

400字の中に話題がいくつも入っていると、あなたの伝えたいことが曖昧になります。そして、相手に伝わりにくくなります。

あなたが一番伝えたいことをひとつだけに絞り、その話題だけにしましょう。欲張って、あれもこれもと入れすぎないように。

作文は意見ではなく体験談を書く

あなたの「意見」を書いても意味がありません。大事なのは「体験・経験」です。リジナルエピソード。

なぜ「意見」ではないのか?

「意見」だと、あなたの人間性が見えないのです。あなたの姿が想像できないのです。

 一方で「体験や経験」だと、あなたの人柄が伝わるだけでなく、作文を読んで、あなたの姿が想像できるのです。 

この「あなたの姿が想像できる」というのがポイントです

あなたの人柄を知るためのひとつの手段として作文を課しているのです。

テーマが「ニュース」だったら

NHK広島局に「私の伝えたいニュースとは」という作文テーマが出されたことがあります。

あなたはなら何を話題にしますか?時事ネタにしたりしませんでしたか?

「ニュース」だから世間一般的なニュースを選ばなくちゃいけないのよね・・・なんて思ったりしませんでしたか?

相澤静

 もしそうだとしたら、あなたの書類通過は難しいかもしれません。

時事ネタや世間一般のニュースはあなたのオリジナルではないからです。

面接官に読んでもらえる作文はあなたのオリジナルの話題であることが必須です。

あなたのオリジナルの話題だからこそ、面接官は興味を持ちます。面接に呼んでみよう、会ってみようと思うのです。

書類審査で20人前後に絞られます。あなたの書いた作文は、その20人に選ばれる作文になっていますか?

基本的な作文の書き方を確認してください 

基本的なことですが、あなたは作文の書き方を知っていますか?

タイトルの書き方、名前の書き方、改行の仕方、句読点の付け方、カギ括弧の書き方、大丈夫ですか?

社会人のアナウンサー希望の方の作文を拝見すると、まず、書いてある内容の前に作文の書き方の基本ができていません。  

「これ、小学校のときに習っているよね?」という基本的なことができていないのです。

 「社会人だからできていて当たり前」と思っていましたが、社会人のアナウンサー希望者こそ、こういったことができていません。

こういった基本的なことができていないと、アナウンサーに合格することはまず無理でしょう。

もう一度、基本に立ち返って「作文用紙の正しい使い方」「作文の正しい書き方」を調べてみてください。

書類は、ただ書けばいい、というものではありません。あなたの「思い」を乗せて丁寧に書かないといけません。

 あなたの「思い」は書類を見た面接官に伝わります。

一枚一枚の書類にあなたの「アナウンサーになりたい」という思いであったり「アナウンサーとして貢献できます!」という思いであったり「私を採用しないともったいないですよ」という思いであったり・・・。

 色々な、あなたの「思い」があると思います。

その「思い」を乗せる書類を作成することが書類審査通過のポイントのひとつです。

アナウンサー試験の作文は手書きがおススメ

私がアナウンス受験をしていたときは手書きが当たり前であり一般常識でした。 

パソコンが主流となった現代は、NHKの応募書類も「ワープロOK」というところも出てきました。

放送局が「ワープロOK」としているので、ワープロで書いて出しても全く問題はありません。 ただ、私はそれでも手書きをお勧めしています。 

なぜなら、手書きの文字は、書いた人の人柄が表れるだけでなく温かみを感じるからです。 上手な字でなくてもいいのです。

一字一字に心と気持ちを込めて書くことが大切です。あなたの思いを文字にしてしたためましょう。 放送局に送る書類はラブレターです。

アナウンサー・キャスター試験の書類突破の作文はあなたの体験談を

アナウンサー・キャスター試験の書類突破のための作文はどんなテーマであっても「体験談を書くこと」そして、放送局に書くラブレターとして思いを込めて書きましょう。

あなたに会いたいと思う作文を仕上げて下さい。

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