こんにちは
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの
相澤静です。
今回は、NHKの仕事についてです。
一局目の室蘭局で、メイン番組のキャスター以外に携わったのはリポートの制作でした。
「リポート」というのは、企画のことです。
内容にもよるのですが、大体3~8分のリポートです。
リポートは、自分が興味・関心のあることであれば、比較的どんなものでも取材をすることができました。
しかし、慣れないうちは、一体なにをどう取材すればいいのか、なにがNHKの番組としてふさわしいのかが分からず、なかなか提案会議に出すことができませんでした。
なぜ、今、この話題をNHKの番組で紹介する必要があるのか
番組で取り上げることで、なにがどうなるのか
なにがおもしろいのか
この話題を通して、なにを視聴者に伝えたいのか
・・・・etc・・・
こういったものをすべてクリアにし、上司や局のスタッフに説明していく必要があるのです。
リポート制作も慣れてくると
「この話題なら、NHKの番組にできるな」
「この部分が足りないからリポートにはしずらいな。なにかをプラスしなくちゃ」
というように分かってくるのですが、最初の頃はとても苦労しました
また、演出の方法として、自分が出演したほうが効果的なのか、
それとも、自分は声のみの出演にしたほうがより伝わるのかを考える必要があります。
ただ「テレビに出たい」という理由だけで自分が出演する構成を考えてしまうと、リポートそのものが内容の薄いものになってしまう可能性があるので、そこはよくよく考えなくてはいけません。
リポート制作については、また次回、お伝えします
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