こんにちは
元NHKキャスター・相澤静アナウンススクールの相澤静です。
今日も、昨日に引き続き、地方局のアナウンサーの魅力についてお伝えします。
ズバリ
「番組制作力」がつくことです。
何度かお伝えしていますが、NHK地方局では、自分が興味・関心を持った話題を取り上げて番組やコーナーを企画することができます。
新聞や広報誌、観光パンフレット、インターネットなどの中から「これ、おもしろそう」と思った話題について取材し、企画します。
そして、企画が通ると、そこから再度、細かい取材を重ねていきます。
慣れないうちは「なにをどうすればNHKの番組として成立するのか」が分からないので取材も大変です
取材してきたつもりでも、実際に提案書を書く段階になると、全然、材料が足りないということも多々あります。
しかし、コツを掴めば、次第に「番組として成立するためにはなにが必要なのか」が分かってきます。
「どういう流れであれば番組として成り立つのか」
「なにが足りないのか」
「出演者の皆さんになにを伝えなければならないのか」
・・・etc・・・・
また、カメラを持って撮影にも行くので、撮影に関しての知識も増えます。
「どういったアングルが効果的なのか」
「どういう風に撮影すれば編集がしやすいのか」
・・・・etc・・・
そして、編集作業まで携わるので、効果的な編集の仕方やスーパーの入れ方なども身に付くのです。
現在、私は講師や司会者、ナレーターとして活動していますが、アナウンサー時代に培った番組制作力が至るところで発揮されています
例えば。
講師の仕事では、自分でプログラムと時間配分を考えて内容を考えています。
司会の仕事では、自分で台本を作成しています。
他人から「この時間にこの内容を実施して」「この台本でお願い」と指示されるものではなく、すべてを自分で組み立てているのです。
おそらく、NHKで一から番組やコーナーを企画することがなければ、こういった仕事のスタイルにはならなかったと思います。
「番組制作力」が身に付くと、色々な場面で応用できます。
地方局のアナウンサーは、とても魅力的ですよ
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